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私的には結局個人名を書いた人はどちらも落選しましたが、比例の票は死に票になった訳ではなく、地域の方も同党他候補は通ってますので、実質的な死票ではなかったと思うことにします。
結果については一勝一敗一引き分け的な感じでしょうかね。野党大勝利という訳でもないし与党惨敗という訳でもない。右翼左翼保守革新どの立場から見ても理想の世界にはほど遠いが希望が持てないほどではないという感じじゃないですかね?(コップ半分の水を「半分もある」という見方からすると。)私的には当選すべきでないと思う人がほとんど通ってしまっているので惨敗ですけどね。千葉だって民間枠で大臣続けられる訳だし*1。
またネットと現実のギャップ、そしてネットが現実に及ぼせる影響力についても、何となく実際の値がわかった気がします。前回の衆議院選と比べるとその溝は確実に埋まってきてるとは思いますが、F-1で言えば、周回遅れグループが一台抜いたとしても大勢に影響がないのと同じくらい、あるいは市民マラソンで足切り寸前の状態でやっと2、3人抜いた程度の前進でしかありません。たとえ今回ネット選挙が解禁になったとしてもネット活動家の三橋貴明氏が当選できるまでのギャップ(得票数約4万に対し自民内の当選ライン10万)は埋まらなかったでしょう。(せいぜい+1万の影響力だと思う)つまり、神取忍、庄野真代、桂きん枝、岡崎友紀程度に名が知れてる人と同じくらいの集票力ほどというのが現状な訳です。ただし、全くの無名の人が(泡沫レベルとはいえ)有名人、芸能人の知名度に匹敵する営業力をもてたということでもあります*2(コップ半分の水を「半分もある」という見方的には)ただそれでも堀内恒夫や中畑清の集票力の半分なんだよなw 日本に引きこもり国会議員が誕生するのはまだまだ先…というか可能性は0に近いということだな。うーん創作のネタが一つ潰された(笑)
ただネット選挙が解禁になったら全員が同じ手段を持てる訳で結局は有名人により有利に働く*3気がします。つまり今の得票差がより広がるだけじゃないの?と。*4。だからネット選挙は「より票を集める」のではなく「お金のかからない選挙」を実現するためのツールとして検討すべきだと思いますね。