いちおう世間ではiPhone4の発売日らしい。
徹夜行列とかあのばか騒ぎはSBの演出なのだからいい加減にしてほしいと思っていたが、結局あれに参加してる人たちは純粋にiPhoneが好きなのではなくて「お祭り」に参加したいだけなのだと気がついてからは気に障らなくなった。いま日本には「祭り」が足りないのだ。自分が参加できるハレの日が。そりゃ各地域で行事としてのお祭りはいろいろ開催されてるけど、(例えば私の地元なら大国魂神社のくらやみ祭りとか)それって参加者は地元民の青年団や老人会ががんばっているだけで、そこに後から流れ込んで住んでいるいわゆる新興住宅地の人たちが熱望して参加してる訳じゃないでしょう。地元の共同体と結びついていない人たちがハレの日を求めるにはこういう(土着でない)イベントが必要なのでしょう。(ああ、だから新Windowsの発売日の騒ぎがおこったりコミケに人が群がる訳なんだ。行列や人ごみというものが世の中で2番目くらいに嫌いな私は今なんとなく理解できたわ)


ちなみに今日は分倍河原のSBショップからは入荷の連絡はこなかった。どこぞのiPhone代理店の社長はtwitterでユーザーの味方のふりをしてるけど*1、本気でユーザーのことを考えているなら「すべての予約者にiPhone4が行き渡るまで自分がiPhone4を使うのを自粛します。」くらい言って実行してもらいたい。切望して予約して手に入らない人のことを考えたら、その人たち(しかもおそらくは熱心なファンだ)を差し置いて自分が実機を触るなんて耐えられないはずだ*2


ちなみに私的にはiOS4のiPhone4上での実機テストが出来ないのと、地磁気センサーを使ったアプリの実験が出来ないのが残念なだけであって、特にiPhone4を触れないからといって困ることはない。逆に遅れるのなら次の給料日(10日)の後になってくれたほうが、一括でないと買えませんと言われた場合を考えると都合がいいくらいだ。例のシンクロニシティ理論によれば世間はまだ私が作るであろうアプリを求めてはいないということだ*3


iOS4sdkのドキュメント読んでて気づいたのだが、いろいろ拡張されてて市販のiPhone開発本のかなりの数がout of dateになってるなう。いや、基本は変わってないんだけど今なら新しいAPIがあるからこうするよとか、iPhone,iPad同時開発を考えるならこっちの方がいいとか案外あったりする。ということで実は一番役に立つのは最新のドキュメントや最新のサンプルコードだったりする。もっともサンプルコードですら古いのはout of dateになりつつあるんだけどw
そんな中more iPhone 3 developmentが密林からとどいた。翻訳されるのを待つ間も惜しいほどいい本のはずだ。(前作の出来から察するに)
しかし私は英語読むの最低でも今の10倍ほど早くならないと仕事レベルで役に立たないなう。日本語も出来れば今の2,3倍早くなってくれると助かるのだが。

*1:頭金をキャンセルさせたりとか。でもその頭金騒動もSBの販売形態、社風が引き起こしていることにはふれないで、ショップを悪者にして自分は正義(注:名前じゃないですよw)の味方顔してるのがすごく気に入らない。

*2:ただし、経営者としてはこういう感覚を持ってはいけない

*3:いや、正確に言うと私があとは実機テストだけというレベルまでソフトを煮詰めきれてないだけなのだが^^;