いよいよ今日がiPhone4の予約日な訳だが(注:エントリは少し先行して書いてます)スペックとかネット上で見る実機の様子とかを見て思ったけど、もしかしたらiPhone4があればiPadは必要ないのかもしれない。
というか、iPadはわざとiPhoneに入っている機能を抜いて、iPhoneiPadが上手く済み分けられるように設計されてるなと思う。iPhoneはひたすら屋外や(不定の)外出先での使用時に便利なように作られている。
そして最大の武器はその小ささからくる携帯性であり、また最大の弱点もその小ささ(及び320*480という解像度)からくる画面情報量の少なさである。
ただiPhone4はその弱点のうち、解像度由来の情報量の少なさを改善してきてると言える。今度の網膜ディスプレイは640*960と縦横それぞれ倍の解像度になり、結果ドット数で4倍の情報量を持つことが出来る。iPhone4のブラウザ画面がPCでのイメージに近いかどうか(縦横の文字数的な意味で)はまだわからないが、写真や地図は飛躍的に綺麗になっているはずである。
だが、画面の絶対的な小ささという点は、iPhoneがあの大きさである限り解決できない問題である。そこでその欠点を補うアイテムとしてiPadがある。iPhoneSDKのpdfドキュメントを取り込んでiPadで見てみると解像度は768*1024とVGAスペックであるにも関わらず、(自由なズームやスクロールのおかげか)そう悪い感じではない。すくなくとも同じドキュメントを1024*768のノートパソコンで見るよりもはるかに見やすいし、読んでる内容も頭に入ってくる。ただしこちらもその大きさが最大の武器であるのと同時にその大きさ(および重さ)が完全な欠点にもなっている。バッテリの持ちこそ良いものの、正直iPadを持ち歩くのはつらい。私が買ったモデルがwi-fiなのでよけいに外で使いづらいのだが、それをさっ引いてもiPadを持ち歩きたいか(特にアウトドア方面に出かける時とか)と考えると躊躇するものがある。
iPhoneiPadの長所と短所は見事にお互いをカバーしていて、iPhoneじゃ物足りないシーンにはiPadを持ち出してくると快適だし、iPadでは大げさすぎるところにはコンパクトで機動力のあるiPhoneを持ち出してくればとても心地よい。
ただしiPadiPhoneとの補完関係を成立させるためにわざと実力を出し切ってないと思う。だってiPadに実力がありすぎて、網膜ディスプレイを搭載して1280*2048ドットの解像度や、電話機能、カメラ機能、電子コンパスマルチタスク機能を搭載してきたらiPhoneの出番を食ってしまう。それだけ高性能ならでかさと重さに目をつぶれる上に、画面の大きさというメリットもあり、力関係の微妙なシーソーが圧倒的にiPadに傾いてしまうもの。
もし戦略的にそれを行っているとしたらAppleの戦略担当は凄いと思う。絶対に日本のメーカーは全部入りを作っちゃうもの。商品戦略のために、商品の特徴を際立たせるために逆に一部の性能を落とすという考え方にはいかないと思うんだ。(職人気質だからね)


ということで、iPhone4と時期iPadに凄く期待しているところ。
そうそう、現時点で作りたいアプリをざっとまとめたら35種類くらいあった。そしておととい思いついたジャンル*1を加えると40ちょっとくらいになると思う。現在の目標はアプリを100本リリースすること。1本あたり1万円しか売り上げなくても100本集まれば100万円になるのさ。
ちなみに仕事がらみもあるけど、移植できるアプリはAndroidにも移植して売り出すからね。世の中がどっちに転んでも大丈夫さ。
(ただPalmOSのように存在そのものが消えてしまう可能性もない訳ではない。ただそのときには次の何かがやってきてるはずさ。)

*1:調べてみたらすでに先駆者がいたが、まだまだ主流になっていない