なぜ現状の政府、与党のもとで株価が1万前後、円ドルが90円前後をキープしてるのかわかりません。正直今の民主党がやっていることを考えると、現在の適正株価は6500円くらいだと思うのです*1民主党支持者から「与党・政府のおかげでいまの株価が保たれているんだ」と言われた時の反論材料を揃えておきたいので、出来ればご教授願います。まあ、常々「自分の頭で考えろ」と言っている手前、ひな鳥のように答えを口を開けて(単純に答えを教えて)「くれくれ」と言う訳にも行かないので、素人なりに理由を考えてみたので、的外れ、見落としなどあればご指摘ください。


1)(現)金融大臣が無能すぎて市場に対して何も介入を行っていないから健全な市場原理が動作している?
つまり何があっても「見てるだけ、非常に注視」はするものの、下手な介入をしない(もしくは何をしたら良いのかわからない?)ので、変な方向に押されない分、健全な市場原理が働き「神の見えざる手」によってなんとかバランスを保っている。


1’)実は普天間口蹄疫などのもっと大きな問題ばかり起きるので、実は目に見えてないだけで、政府は水面下で非常に有効な経済対策を行っており、それが非常に効果を上げている。(もっともそれならものすごく宣伝してそうですが)ははは、まさかね。


2)諸外国から見たら、円が優秀なので支持者が多い分安定している?
もっともこの辺まだ勉強中なのでよく理解してません。基本的な力学としては日本経済が優秀で将来有望となれば円が買われて円高になるし、日本国内情勢が不安定とか、将来の見通しが暗くなれば円が売られて円安になるだろうと思うのです。それが安定してるというのは、国内情勢不安定で円安に振れた分を外国マネーが円を買うことによって円高に振れ戻し、結果今の水準で揺れ動いているということなんですかね?他に日本株を外国勢が大量に買ってるという話も聞かないし、日本の国債は国内でほとんど消費されているというし。
日本の市場、円はリスクの少ない(そのかわりリターンも少ない?)商品なので、外国情勢が不安定になると日本円や株が買われ、外国の余剰金(投機マネー)が流れ込んでくるので、日本経済が底上げされるとかいう単純理解で良いんですかね?でも外国が円を買ったからといって、国内に金が余る訳ではないし。この辺は勉強不足。


2’)たまたまリーマンショックに相当する外因がおこっていないだけ。つまり「運がいい」ということか?


3)実は市場が健全ならば、株価は1万3千円〜1万5千円、(円に関しては適正レートがわからないので具体的数値を書きません)とか行っているはずなので、実は現状でも充分にひどい数字である。

3’)実は株価(もしくは為替レート)は経済指標足り得ないので株価の上下によって、経済実態や経済政策の正誤を語るのは間違いである。
(注:もちろん都合の良い時は株価上昇=与党のおかげという論理が出てくるんですが)


4)ムダを省くと言いつつも、本年度予算は90兆円を超え、国債の発行も44兆円と過去最大額なので、全体としては公共投資が行われているに等しい状態になっている?。
よって市場はそれを見越し、多少金の落ちてくるルートはかわるものの、総量的に問題はないだろうという楽観論のもと、株価の暴落という結果にはつながっていないということか?(ただし、研究開発方面の仕分けにより将来的な投資が行われないことによる基礎体力の低下は懸念されるけど)


4’)逆に本年度予算が昨年並み、もしくは減額であったら経済は冷え込んでいた?


5)日本経済があまりに健全すぎて、民主党だろうと自民党だろうと(このさきみんなの党や新政党、極論幸福実現党だろうと)、そのパラメーターは経済活動に影響を与えない?。
(もしくは与える影響が少なすぎて、無視してよいほどの変数である)。つまり「誰がやっても同じ」。経済は複雑に絡み合っていて、そんな一つのパラメーターで大きく左右されるほど単純な問題じゃねーよと。


とりあえず、こんなところを考えてみたんですが、プロの目からみて、取り上げたり話題のきっかけ程度に有効なものがあればすくいあげてください。

*1:ちなみにその数値の根拠を聞かれると根拠のない直感的な数値なんで困るんですが^^;