いま一番かわいい猫動画(5/15現在)


数カ所で話題のこの動画、猫がかわいいとか、そんなところに猫部屋つくんなやとかいろいろあるけど、私が真っ先に連想したのはこれ。
「きしむボルトだけが油を差してもらえる」
つまりは欧米社会においての自己主張の重要さを説いたことわざ。よく見ると最初の子猫は鳴いたからこそ親猫が気づいて助けにくるのだが、次の子はいっさい声を上げず(そして親は気づかず)滑り台を落ちてしまう。つまりこれは「然るべき時にきちんと自己主張を行えないと、不利益を被ることになる」という西洋社会における心得を説いたことわざを体現してるものなのだ。
ただし、上に上げた「きしむ…」はググっても出てこないので、本当に欧米のことわざとしてあるのか、それとも昔読んだ実用書か小説にでてくる創作なのかは定かではない。
そしてこのことわざは絶対に日本のものではあり得ないなぁと、日本人の私は思う。(どちらが良い悪いではなく、それが文化、社会の差なのだと。)


追記:
正しい元ネタを見つけました。
The squeaky wheel gets the grease.
きしむ車輪は油を注してもらえるでした。なぜボルトに脳内変換されてたんだろう?(そもそもボルトは固定のために使うからそうそうきしまないよねw)日本にはこういうことわざはなく、あるのは「出る杭は打たれる」。社会性の違いですね。でもいくつかサイトを巡ってみたところ「きしむ…」の解釈は「声のでかいもの勝ち」「騒いだもの勝ち」というややネガティブな方向にとるのが正しいみたいですね*1。近年日本でもモンスターペアレントとかクレーマーとか出てきてるから、このことわざは理想の姿を述べたもの*2ではなく、ただ単に世によくある事実*3を淡々と述べた系列のものなのですね。

*1:だとすると前段で述べている私の解釈はどれだけ前向きなんだw

*2:健全な精神は健全な肉体に宿る まあこれも後ろに「…といいなぁ」と続くらしいですが

*3:人間外見がすべて(とは言わないまでも9割方をしめる)=第一印象が大事みたいな