ごめん、もう日本の畜産に未来はない。口蹄疫から救えないわ。現場や民間がどんなにがんばってもトップがこれじゃぁ。
赤松、おまえその「ですからぁー、私に責任はないんです。私を攻めないでください。(しつこいなぁ、お前ら)*1」という答弁を疲弊しきった、殺気立った農家の人、および責任を押し付けようとしている、県、市町村の役人や現場の人たちの前でやってこい。
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いまの日本政府に何一つ期待してはいけません。今すぐ、市場に肉を出せるタイミングの内にすべての家畜を売り、農場をたたみ、売れる資産(農場を売れとは言わないが、家畜、飼料などの動産や、維持費がかかるもの等)はすべて売却して、金という形で保全して、環境が変わるまで耐えて冬眠するしかないでしょう。これが最悪の中でのまだましな選択*2ですよ。もっとも私が畜産農家なら、この選択を実行することは出来ないとは思います。でも最悪のケースを想定して、それを受け入れる覚悟を決めてからもっと次善の手*3を探しにかかった方が前向きだと思いませんか。
今畜産にしがみついたら*4、一緒に破滅します。ここは形を変えていきのびて、環境が変わってから再スタートすることにかけましょう*5
そう、細菌が胞子になって次の生きられる環境に出会うまでじっと休眠するように。
別の言い方をするなら、「もうこの大火事は消せないから*6、持てるだけの資産、家財道具をもって別のところに逃げろ」です。
でも、本当に見ていただきたいのはこっちの方。この状況で民主の議員がどんな質疑を行ったかと、本気で攻められてないときの赤松の得意げな態度。本質はこっちに出てます。
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こいつ山形だから完全に対岸の火事だよなー。


もしかして日本の畜産業を焼け野原にした後で、それを外国資本が安く買いたたいて、日本の畜産業を乗っ取るつもりなんじゃなかろうかという陰謀論でも言いたくなりますわ。だってそうとでもとらないと政府の動きを「論理的に」説明できないんですもん。

*1:百歩譲ってにやけ顔はたまたまそういう顔の造形なのだから仕方ないのでは?と私は思っているのだが、普通笑顔って武器のはずなんだけどなぁ。

*2:現状自民党に票を入れるしかないと同じくらいの

*3:例えばある地区を犠牲にして防火帯を作るとか。なんで豚の病気なのに火事の話をするんだ?と思う人はこちらを参照

*4:あくまでも「今」しがみついたらですよ

*5:だからこそ宮崎県は種牛の保全に走ったんだと思う。

*6:だって、燃えてない家等を壊して防火帯をつくろうという提案、つまり全国の畜産のために、自分たちはもう犠牲になる覚悟を決めたから、まだ感染していない家畜をあきらめてもいいから、そういう措置をとってくれという農家の身を切る思いの主張を受け止めないんですよ。ちなみにこの話お役人が言うならわかります。だって法律を破るわけにはいかないもの。でもあんたら立法府の人間だから、自分たちで法律変えられる力を持ってるんですよ?まあ、だったら自民の議員も赤松攻めてないで予防的殺処分を可能にする法律案をあげてから議論しろってーの、と思うのだが。