よく超能力、超能力言うけど、その超能力を持っている人からするとそれは単に能力であって、しごく当たり前の事である。例えば口笛って吹けない人にとっては、どんなに口の形を真似て一生懸命息を吹いても音はしない。そこで頑張って強い勢いで息を吹いても、唇の形をちょっと変えてみてもならないものはならない。吹ける人からすると逆に強く息を吹くなんて、むしろ鳴らなくしてるとしか思えない。ちなみに私は口笛は吹けるが*1指笛は吹けない。よって私からすると指笛を吹ける人は超能力者であるw*2  逆に口笛を吹けない人からすると私は超能力者と言う事になるのだろう。そして別に口笛が吹けるからといって特にすごいわけではない。生きてく上で大きなメリットになるわけでもなし、できなくてもそれで死期が早まるというわけじゃない。多分サイコキネシスがあるとしても、せいぜい両手で出せる力くらいしか*3出せないだろうし、テレパシーがあったとしてもせいぜい普通に他人の表情を読み取る位の精度しか出なくて、届く範囲も声が届く範囲くらいの物だろう。そんなものを必死になって開発しようと無駄な努力をするよりも、今自分が持っている能力を伸ばした方がいいのは当たり前だ。
でも、ある日突然ひょんなことから口笛が吹けるようになることがある。それは単なる偶然、もしくはある種のスイッチが入ったようなもので、絶対に努力の結果なんかじゃない。
そして、とある平凡な能力のスイッチがある日この私に入ろうとは思ってもみなかった…


てな感じで始まる能力小説読んでみたいなー。ラノベで。

*1:ちなみに吸いながらも鳴らせるけど別に吹ける人にとっては普通の事だよね?

*2:同様に、私から見るとピアノが弾ける人(楽器全般が出来る人)、外国語が出来る人なんかも超能力者である。

*3:何故かサイコキネシスが使えるとビル一つ吹き飛ばしたり、惑星規模で破壊行為ができるように描かれがちだがw