日本国内に対しては、「がんばったけど、できませんでした。てへっ」が(残念ながら)通用するが、国際社会では通用しないぞ。
つまり、「CO2排出の25%削減というのは、あくまでも『目指す』と言ったのであって、実現するとは言ってません」というどこかのマニフェストが達成できなかったときに使おうと思っているような言い訳はきかないぞ。といいたい。
まあこれには「すべての国が同様の削減レベルに合意することが、わが国の約束の前提」という条件が実はついているのだが、それだったら最初から明確に「すべての国に対して25%相当の削減を求めることを日本の主張とする」と言わないと誤解されるだろうが。ちょっと英語をかじった程度の人が、英語(および他の言語)の微妙な言い回しを理解できないように、他国の人に日本語の微妙な言い回しなんて、理解されてもらえないって。
だいたい、それに伴う経済負担(世帯あたり36万から98万という計算もある)を受け入れることを表明した国民がいるのだろうか。
だいたい、8%の削減だって、産業界からはキツすぎるという受け止めだったんだから、25%削減がどれだけ経済活動に負担をかけるのか、わかった上での発言とはとても思えない。


あーあ、人気だけで政権とった人たちは、国際社会でも人気をとりに行けば支持されると思っているんだろうなぁ。
こんな調子のリップサービスで、変な条約とか、金をばらまく約束とかむすんでこないだろうな?