まあ総務大臣更迭でも社長交代でもどっちでも良かったんだけど、問題の本質、というか正さないといけないのは、かんぽの宿を巡る特定の法人、団体を利するような不明瞭な動きだとおもうのだが、そっちの追求はほっといて政局ゲームだけを取り上げてるのが残念でしょうがない。(マスコミだけでなく、政治家自身も。)
私的には西川社長がこのごたごたの中、そうまでして再任されるのなら、よほどすばらしい実績を上げたのだろうが、その辺を具体的に聞いたことが無い。誰か詳しく説明してほしい。(もしくはこれから成し遂げようとしてるのか)
かんぽの宿バルクセール問題もまとめサイトはあるものの、所詮はネット上の情報なので今北産業的には便利だが100%そのまま鵜呑みにするわけにもいかない。誰か陰謀説なしで、もしくは陰謀説でもいいんだけど、それをきちんと証拠や数字、資料を基に説明してくれないものか。(特に鳩山さん自身に具体的に資料を持って説明してほしかった。)それともどこかできちんと発言はあったのだが、例によってマスゴミ偏向報道で知らされて無いだけなのか、私が情弱だから一次ソースにたどり着けないのか。
まあ結局は政争のネタにしたいだけであって、追及されるべき巨悪(というのが存在するのならばだが)は、うまくもぐってしまってるのではないか。
麻生さんの行動はどっちの行動を取ったとしてもたたかれるだけなので現時点で評価はしませんが*1、今回の選択の結果、郵便貯金の巨大な資産が外資に食い荒らされる、麻生は外資(もしくは官僚)の手先だというのなら、それを防ぐ方法を声高らかに叫んで、具体的に行動をしてくださいよ。(もしくはどういう行動を取ったらいいかを教えてくださいよ。ただし政権交代という答え以外で。政権交代をしたら具体的にこのように変えるという答えなら大歓迎ですけど。)


話は変わって、新インフルエンザの現状についてWHOがフェーズ6というパンデミック宣言をしたわけだが、フェーズ5への引き上げの時には早朝にもかかわらず記者会見を開いたり大騒ぎだったのに、今回はニュースの一項目でしかない。
まあ、確かに今回の新インフルは季節性とそう代わりの無い弱毒性だというのがすでに分かっているので、この扱いはそう間違ってもないとおもうが、心配なのはこの次に新たな疫病が発生したときに、軽く見られてしまいそうな気がすることだ。
発生初期の水際対策が意味無かったとか無駄だったとか事後にしったかでたたくバカのせいで、次回の初動が遅れる、もしくは不十分なものになってしまいそうな気がする。
致死率も分からない、感染率や感染経路も十分に分からない初期の状況で、唯一取れる対処が水際のチェックだろうに。もちろんそれで100%侵入を防げるわけないし、すり抜けが起きることも普通に考えれば当たり前だ。しかし目的は初期の時間稼ぎなんですよ。パンデミック発生までに一ヶ月でも時間が稼げれば、その間に世界中から情報を集め、ワクチン生産の前準備もできるだろうし、マスクの増産だってなんだっていろんな手が打てます。これがいきなり同時多発的に大発生して万が一致死性が高かったりしたら*2打てる手も打てなくなるだろうに。
そのくらいのことちょっと考えれば分かるのに、今回検疫官自身が「政治的パフォーマンスに使われたのではないかと思う」とかいっちゃダメだろ。そんなこと言ったら次から協力的態度を取ってくれなくなるじゃないか。ただでさえ検疫には時間かかるのに、非協力的乗客が増えたらもっと大変でしょ?
とまあ、今回のパンデミック騒ぎは(まだ続いてますが)あまりいい経験をもたらしてないような気がするのです。もう収まったような空気も出ちゃってるしね。
でもまあ、きちんと自衛。*3するならば世の中にバカが増えても問題ないので深く追求はしないことにします

*1:思考を放棄したわけではなく、私個人のつたない評価、感想はちゃんともってますよ。

*2:もっともあまりに高すぎる致死率は同時に感染の拡大を妨げるけど。ただし潜伏期間が長かったらアウトだけどね

*3:自分とその周りだけが何とかなるように準備するだけならいろんなものをさっさと買いだめすればいいだけの話だし。