(ARIA the Natural)

原作だとこの後あっさり「新しいゴンドラさんこんにちは」という、畳と女房とゴンドラと車は新しいもののほうがいいよねみたいな展開が待ってるのですが、アニメだとそこまでは入らなかった模様。
灯里よりも、アリシアさんのほうがたぶん感慨深かったのだとは思う。アリシアさんもあのゴンドラで見習いからプリマまで成長したのだろうから。でもそこは灯里に譲るところが大人。
アリシアさんが微妙な表情をすることは少ないので、割と貴重かも。


ARIAの場合、伏線とかなしでその回だけで話を描くところがあって*1(悪くいうととってつけたご都合主義)今回急にあのゴンドラがぼろで補修だらけであるとこを描いていたりした。
これが、そのぼろぼろで補修だらけのゴンドラを1ショットでいいから前の話のどこかに挟んでおくとか、ついでに藍華あたりに「このゴンドラぼろねぇ。乗り換えなさいよ」といわせてひと悶着…は、ARIA世界ではなさそうだから、何か心温まる1エピソードあるとかあったりしたら、今回のゴンドラ引退劇ももっと感慨深いものになったと思うに。
(だって今まで一度もあのゴンドラがぼろであるっていう描写なかったでしょ?)
原作にはちょうど良くゴンドラの整備をする話があったのに。
ARIAは原作物で、結構話のストックはあるんだから、アニメの場合はそれを再構成して構造をうまく作って、伏線っぽく作ろうよ*2
(原作の二つの違うエピソードをくっつけて一つの話にするのは上手いけど)
ま、いつでも読者が前に戻って話を確認できる単行本と違って、アニメだと時系列的な伏線って作りにくいんだろうけど。*3


今回はあまり最終回仕立てじゃなかったな。
あと、原画の人が異様に多かった気がするんですが。第二原画とかあったけど、それは第一期の絵を流用したから、その分はまた再掲?(原画を流用したのかは比較してないからわからないけど。)
それを差っ引いても、あれだけの人数がかかるほどの絵じゃなかった気がしますが^^;

*1:例えば原作なのだが、アリスちゃんがムックンというキャラが好きであるとか、突然アテナさんに新しい性格が加わるとか

*2:しかし私も世界の構造とか伏線とか好きねw

*3:というか、アニメの場合前に放送した話を前提に話を進めないというのがお作法みたいだけど。