(よみがえる空)

第6回
冒頭、ひょっこりひょうたん島に乗せてお葬式。そのすごい違和感とともに、淡々と描く。
お盆は岡山へ帰省。そりゃまあ遠距離恋愛の二人が帰省して久々に会えば、妹さんの推測通り、やるこたぁやりますわな。
彼氏の親からの電話で、異様に緊張するあたりはリアルというか、結婚後も苦労しそうだな(w
あと、親が本人に直接聞けなくて(聞いてもごまかす)彼女に探りを入れるあたりからも主人公の性格を現してるのが上手いと思う。


本郷さんは北海道で、自分が関係したらしい過去の事故の遺族に会う。
そのほか、随時過去の回想シーンをはさみ、本郷さんの過去を説明。
直接事故のシーンを描かないので間接的な状況で描いているが、F15に乗ってるときにバードストライク(文字通り、鳥がコクピットやエンジンを直撃すること)が原因で墜落し、同僚は助からず、自分は救助されたいうことがあったらしい。
その後、機種転換を命じられ、現在のヘリのパイロットになったらしい。
まあ、理由を知ってもどうしようもないといいつつも、説明できなければ事故が原因というのはミエミエだよな。


同時進行で主人公の現在も示す。
訓練でホバリングが上手くいかず、本郷さんに変わったとたん機体が安定する。
実際も違うんでしょうね。みんながみんな本郷さんのようなホバリングができるんだろうか?
訓練後、小松で一番ヘリが上手い人を聞いて、本郷さんが全国でも3本指に入るということを知る。
このときの人が、先週山岳訓練で一緒だった人なんだが、(ストーリー上)突然出てくる人と違って先週分とか知ってると、親しみがわくよな。
(それは先週の状況で、GWに彼女とデート中偶然会った白拍子さんについてもいえる)
こうやって少しずつ共通の時間をすごした知り合いが増えていって、なじんで行く感じもよく出てると思う。
この手の操縦や運転の技術って、結局は飛行時間だとおもうんですが、ヘリとかって車と違ってこっそり練習とかできないからつらいよなー。
(それでもセンスの問題とかはあると思うが、それはおいといて。どんだけ時間かけてもダメな奴っているよね。^^;)


さらにその後、同期のF15乗りから、本郷さんがエフテンだというのを知る。
F10ってなんじゃ?とおもったら、きちんと劇中で(明示的にではないが恵さんの読んでる雑誌内で)説明をする。まあ、直感的な言葉なんで、詳細説明は要らないということだろう。F転、つまりはファイターパイロットから転換(本当はF落ちという語感もあるんだろうが)ということらしい。
それを知り、本郷さんを見る目がちょっと変わったっぽい。
そして、主人公にとって初めての本業が入る。
確かに主人公の彼女が言っていた、「本業が暇ということは平和な証拠」ではある。
スクランブルがかかり、出動。緊張でライフジャケットのファスナーに手間取るあたりも初出動ならではか。(地震の時は見学扱い。主人公の意識もつきつめるとどこかお客さん気分だったはず。)
それぞれ飛び立ったところで次週へ。


p.s.
能登さんの「腰の定まらん奴じゃ」ってもちろんあっちのほうも掛けて(Ry