■前々から人間に関する3DCGは動きも表現も「アイドルマスター」で完成されていて、ある意味時代の頂点だと思ってる*1んですが(別に単なる消費者としてニコ動のアイマスジャンルにはまってるわけではないのよ)、なんのイベントかは知らないが今の時代、以前ならば秘密として隠しておくとおもわれる技術的なことも語られる時代なんだ。時代はオープンだなぁ。
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これとか聞いてるとMMDがここまで登ってくるにはまだ少し時間と人材が必要なんだろうなと思うが、聞く人が聞いたらMMDに同じ技術を組み込むくらいはできてしまうだろうと思う。つまりここで語られるレベルの話はもう秘密でも何でもなくなっているということでもあるのだろう。あるいは自分たちはもっと先を走ってるぞというバンナムプログラム陣の余裕か。


それにしても、技術者としてはプレゼンがうまい(普通技術者はこっち方面に才能を持たない)のもなかなかだと思うが、それにも増してこういう普通はお堅いと思われる技術的側面に重きを置いた真面目な発表会にもかかわらず、自社製品に対するキャラ愛やこだわりがダダ漏れして見えるのがプレゼンとして素晴らしい。
ニコ動には(駄作や問題作も多いけどそれも含め)アイマスのキャラ愛にあふれた作品がいっぱいあるが、それらをも軽く吹き飛ばすくらい本当にバンナムアイドルマスターを愛しているんだな。ユーザーに愛される前にアイマスを一番愛しているのはメーカー自身なんだ。アイドルマスターは本当に幸せな製品なんだなと思う。


今時実の子に対してもここまで愛情を注ぐ親っていないんじゃないかと思うよ。(まあ、ここまで愛する覚悟がなければ子どもを作るなということでもあるのだが)まあこれは余計な感想か。

*1:ま、いろいろどうしたいこうしたいという欲求がないわけではないですが、自分が改めて参入して微力をつくすよりも、彼らにお任せしといたほうが、遥かに素晴らしい物をつくってくれるわけで。