すまん、ここに来てる人たちは望んでないだろうけど最近政治ウォッチが面白くてしょうがないので、気に入らないかもしれないが書かせてください。この熱意は多分面白いアニメ、マンガを見つけて、その特集HPを作ることとなんら変わらないものであると思う。


さて本日のイベントといえば衆議院の内閣不信任案、参議院の内閣問責決議案だったわけだが、いま両方の中継アーカイブを見終わったところなので感想を。
前から細田さんは良く麻生さんを支えてると思うけど、国会答弁に関してはちょっと詰まったりするところがあって上手くないなーと思ってたんだけど、今日の演説の前半はまだしも、後半はいただけないなぁ。後半というのは民主党攻撃のことだ。まあ、鳩山代表の不信任案説明は世間で集められるアンチ麻生の論調の寄せ集めで真新しいことはなかったので(どうせ否決されるの分かってるし)スルーするとして、本来それに対する反論は一つ一つ反証を挙げて相手の論理を崩さないといけないのに、単に民主党攻撃になっていて、自民びいきのバイアスがかかっている私の目からも断末魔の足掻きにしか聞こえなかった。逆にそのせいで次に出てきた民主党の野田さんの演説が見事に聞こえてしまったよ。
対し、問責決議案のほうね。
こちらは可決されるのが分かってるので、同様に具体例に欠ける攻撃で十分。
対し次に自民党から擁護のために出てきたおっちゃんが割りとまっとうに数字を出してちゃんと反論してた。第一印象でじーさんだからだめかなとかとかおもってごめんなさいw
対する民主の攻撃だが、こちらは具体性に欠け、やや聞き飽きた感のあるものの列挙だけ。まあ結局は結論の分かっている出来レースなのでこんなのに全力を出す必要は無しトいった感じ。まあ民主もいいように自民を攻撃してるのだが、特大ブーメランを発射してなきゃいいけどね。


ちなみに政治ウォッチ1年生の私は内閣不信任案や問責決議案って致命的な失敗や売国行為、つまり政治資金報告書の虚偽記載レベルの不祥事があったときに出されるもんだと思ってたけど、そうじゃないんだw 世論調査で支持率が低いからという程度の理由でいいんだ。wikiとかも見てみたけど、つまりは野党のアピールや、国会運営の駆け引きのために提出されるのね。
だから不信任案も問責決議も具体的な内容がなくて(だからこそ反論できなかったという見方もあるけど)イメージ戦略ばっかりだったんだ。
もっと激論が交わされるのかと思ってたけど、期待はずれでがっかりだよ。


ちなみに、今日の騒ぎはいわゆる茶番なのだが、この後参議院で与党(注:参議院に置ける与党は民主党)は審議に応じないとかいってるみたいなので、うまいこと北朝鮮の船舶に対する臨検を行う法律を成立させないつもり=北朝鮮に対する利敵行為のようだ。(注:今後の展開ではこの見解は取り下げますが、そうでない場合)そうやって国会の機能麻痺を作り出し、鳩山代表の虚偽記載問題をはぐらかすために出されてるとしか、今のところみなせません。


というか、今後衆議院解散、参議院機能麻痺でさりげなく同様に都合の悪い法律を成立させないようにしてるのかと思い、このままだと自動的に廃案になる法律案を調べたかったのだが、初心者にはわからなかった。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/kaiji171.htm
ただ、このまま機能麻痺なら児童ポルノ規正法は自動的に廃案になるらしい。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1283710.html
まあ現状の怪しい状態で成立するぐらいなら、もう一度議論の段階からやり直してもっとまともな(というのは警察等の権力側が恣意的に適用可能な状態でないという意味)ものにしたほうがいいと思いますが。