この春からのアニメの本数が50本近いとか。
かつて私がアニメバブルという単語を聞いたときの新作アニメの本数って27本だった気がする。
個人的には「ぱにぽにだっしゅ!」をもってピークを超えた気がするんで、
全然新作のチェックとかはしてないんですが、「ARIA the Natural」と「スクラン二学期」くらいでしょうかね。
あと声優追っかけで見るものはあるかもしれない。


これだけアニメが作られる本数が多くなるって、やっぱり製作委員会方式とかで
出資しやすくなったせいですかね?コンテンツビジネスに対してどこか強力なスポンサーが
金だしてるの?
それでも、アニメーターさんたちの生活が仕事をした分収入が増えて、楽になったとかあまり聞かないですけどね。


もしこのアニメバブルが本物なら、そろそろ将来なりたい職業にアニメーターや、
アニメ監督とかが出てきてもおかしくないくらいだと思うんですが。
(食えるかどうかは別にして、誇れるものを作っているというプライドや、仕事として一生をかける価値がある活動であるという意味で。)
アニメって日本が外国よりも進んでいて、どうどうと輸出できるネタだと思うんですが。
(創造活動や文化的活動でもあります。まあ、パクリやインスパイアも多いけど)


現在のアニメビジネスモデルって、DVDの売り上げで資金を回収するのが前提みたいで、
やたらとDVDを売り込んできますけど。
気になるのは、TV放映時に作画が間に合わなくて後からDVDで手直しとかいうのが多いこと。
それって二度手間じゃないの?
下手するとDVDを買わせる手段として定着しそうですが、TV放映版の質が下がることが心配。


DVDの売り上げが、投資回収のメイン資金源になるなら、メインメディアをTV放送じゃなくて、ネット配信にするとかいう手法はないかしら?
ネット配信なら、キー局(放送が見れない地域)とか放送枠(他番組とのバッティング)とかないし、最終回がはしょられることもないと思うんですが(笑)
CM依存のモデルから脱却するには、劇中に商品を実名で入れちゃうとか
そういうのは出来ないのかね?
例えば、劇中で「乳酸菌摂ってるぅ?」というのを「○クルト飲んでるぅ?」と言わせちゃうとか。
(あーでも、商品のライフサイクル短い現代において、20年後にも視聴される可能性がある作品本体の中に固有商品とか入れられないか)


…まて、DVDの売り上げをメイン回収手段にするんだから、CMモデルに縛られた考えしてちゃだめなんだ。
CM無しで元が取れるビジネスモデルを考え出さなきゃ。
どうせさ、映像とかネットで流されちゃうんだから*1、DVDの売り上げを上げるためには、DVDを買わないと入手できないグッズやノベルティをDVDのメインにするとかね。
かつてのカード付きお菓子のように、秋葉とかで、DVDを買った直後にグッズだけ回収してDVDがゴミ箱に捨てられることが問題になったりして(笑


まあでも、アニメ全体が安易な「萌え」路線に走ってることはとっても気になります。

*1:この考え方も問題なのだが^^;