民主が早めにやったほうがいいと思うもの

■一刻も早く元野党と連立をしないと明言。単独で政権運営する。
せっかく政権をとったのに、自分たちの思うとおりに政策を打ち出せなくしてどうするの?社民や国民新党にごちゃごちゃ騒がれて、政策を思うように立案、発表、実行できなくなるって。ただでさえ、官僚の抵抗にあって素直に政策実行ができないんじゃないかと思われるのに。ジェリドがジャブローから脱出して助かるためにとった行動を参考にしろ。(ここから先は自分で運をつかめ、といって、ともに車に乗ってた負傷兵などをあっさり切り捨てたあの行動ね。)
別に参議院で多数を持っていなくても政権運営ができることは自民が証明済み。過去共闘してきたからといって、政権とった後も仲良しやる必要はない。むしろ邪魔*1


■もし可能性があるならば、公明と連立を図る。
今回当選した議員の半数がド素人の民主党が、いまから経験をつんで政策を切り盛りできるようになるのをとてもじゃないが待ってられない。ここは腐っても10年与党をやってきた公明と連立をして、政策運営を助けてもらえ。数的にいっても共産を除いた野党よりも数多いんだから、それだけで圧倒的優位に立てるのに。それに(私的には絶対反対だが)外国人参政権も通しやすくなるでしょうに。
公明的にも数を減らしちゃった上に野党じゃ踏んだりけったりなので、せめて与党という立場くらいは回復したいだろう。


■ぶら下がり記者会見の廃止
ちょっと都合が悪くなると、逃げ回る癖があるんだから、連日のぶら下がり取材に耐えられるはずがない。どうせぶら下がり取材なんて、失言を引き出すためにやっているようなもんだから、わざわざマスコミの土俵の上で勝負することはない。
(まあ、本当は麻生さんに言いたかったことなんだけど)
記者クラブも解散させて、御用記事しか書かないマスコミだけ取り込めばいいんじゃないの?


■予算編成のスケジュールと手順を明確に。
とにかく最初の予算作成のために、どういう手順を踏むのかを明確にしないと、年末までに予算が成立しなくて、日本の経済活動が白紙になってしまうぞ。そうでなくても素人集団なんだからというのは先にも述べたとおり。今年の中小企業の年越し用の対策もしっかりやってね。あと3ヶ月しかないんですよ。


■早めに一度ごめんなさいを公言しておく。
あまりにも自民党がひどい状態にしたんで、事前に言っていたことが実行できる状態じゃありません。埋蔵金も全部つぶされてしまいました。全部自民が悪いんです。と、逃げ道を今のうちに敷いておけ。
ただし、私的には「それでもなんとかする」といって政権をとったんだから「できませんでした」という言い訳は認めないけどね。
ただ、これはもうやってるか↓ ごめんなさいじゃないけど。
(ここにはURLを貼り付ける予定)




自民がやったほうがいいと思うこと。


■次の参議院の選挙での勝利を目指す
いま自民の究極の目的は政権奪還。(先のジェリド的な発言だとむしろ「汚名挽回*2」になったりしてw)
そしてそのための当面の目標として掲げるべきは「次の参議院の選挙での勝利」まずはこれ以外にあるまい。
そのためにすることは、今の風を再度反転させること。
なのに、今やってることは何だ。
「白票だ」「麻生と書くのは認められん」「次の総裁にすべき」とか、下らんことでまた内部分裂の醜態をさらして、とても政権奪回しようと思っているとは思えない。
とにかく自分たちがとんでもない逆境、がけっぷちにいることを認識して、内側の敵とは一旦手を結んで建て直しを図らなきゃ。


これからどうするかこそが大事なんであって、責任論を言っているようじゃ話にならない。
正直、この逆境の中でわざわざ自民党の総裁になりたくないのは分かる。ただ、それでもめてごたごたするくらいなら、総裁立候補者がいないのなら、むしろ麻生留任で当面のスケープゴートにして、自民が立ち直るまで悪者(わるもの)役として利用するくらいのしたたかさはないものか。


■ネットでの選挙活動の解禁。
実際、ネット上では自民支持者が多いんだから*3、ネット上で選挙活動を全面的に開放したら自民が有利。課題はいかにネット上の言論や行動を、現実に反映させて、票につなげることができるか。
ネガティブキャンペーンネトウヨにまかせて、党の表向きの活動としては綺麗事を並べ立てるべき。
例えば党内の会議や会見、国会での自民党員の発言などは(マスコミがそうしたように)自分たちに都合のいいように切り貼りして、よいイメージを与えるように偏向編集して、ネットを最大限に利用して対マスコミ用のキャンペーンを張るべき。


■若返りの実行を
今回の大惨敗で老害を除去できたのかな?と思ったら案外そうでもない。
正直自民の候補者って70超えてたりとかするのが結構多かったんで、次の選挙では20年くらい世代を若くするべきだと思う。まあ民主みたいに何でもいいから若者をでも困るけど。




麻生太郎がやったほうがいいと思うこと


■まず、アニメ「ムダヅモ無き改革」において本人役で声優デビューする*4
首相じゃなくなったんだから、ハードル低くなってるはず。これでネット上でますます人気上がること請け合い。まして、本人が出るのなら、麻生を悪く描くことはできないはず。
そしてアニメの中で、仮想敵国をボコボコにして強い麻生のイメージを人々に植え付ける。


■ニコニコで麻生太郎チャンネルの続行。およびネット上での政治活動
とにかくネット上での人気はあるんだから、ここは太郎チャンネルを続行、もしくは(強制的に打ち切られたら)独自にサイトを立ち上げて、そこで政治活動のアピールを行う。公的な発言はもちろん、どんどん(見せてもよい)プライベートもさらしていく。
ネット上で素顔をさらすことによって、ネットにアクセスできる人々に対して政治活動、広報活動をすべき。そのための場をみすみす手放すのはもったいない。
自民の枠でない、麻生太郎本人をネット市民に直接アピールすべき。
(ただ、極右ネトウヨや狂人対策は必要かも)
そしてネット上での麻生人気を極限まで高め、できれば実社会に反映させられれば。


なぜ私はそういうことを言うのか。それは次のセクションが現実になってほしいからだ。


麻生太郎をトップとする新党の立ち上げ
正直マスコミや自民党の中の足の引っ張り合いでこれだけ悪いイメージを作られた以上、自民党の中でまた返り咲くのは正直厳しいと思う。また一度首相を降りたものは政界を半引退するのが不文律みたいになっている以上、ますます自民内で再度復権することはないでしょう。
そこで、上記のようにネット上で直接語りかける、場合によっては対話をする(とネチズンに錯覚させるだけでもよい)ことによって、支持者を作り、もし自民党が空中分解するようならば、新党を作って再度政界に打って出てほしいのだ。
この先自民党が空中分解するならば、どこに希望を持って生きていけばいいのか。
もしこの試みが失敗しても、それはそれでいい。麻生がそれだけの器だったということでいいじゃないか。
未来に希望を持ちたいんだよ。もう一回「強い日本」を見たいんだ。


正直、首相にカリスマ性があるときの日本は強く生き生きしてたと思う。
自分が生きていた中の範囲では田中角栄中曽根康弘小泉純一郎の時の日本は元気があって、よかったと感じていた。(自分の正直な実感、感想なので異論は認めない)
そして麻生太郎の時も国会中継等の首相本人の答弁や、国際会議等でのスピーチなど(一次ソース)を見ていて、ああ、この人はこれらよかった時代の総理に匹敵すると思っていたのだが、
○前二人の首相の終わりがひどすぎてその負の遺産を背負わされ、
○最初から任期が短かった上に、
○解散前提のような空気を作られ、
○二言目には「解散」の質問しかしないマスコミ、
○その「解散」のために人気を落とそうという悪意のある報道にさらされ、
○さらには就任とほぼ同時にリーマンショックから始まる金融危機に襲われる、
といった、党内、党外、マスコミ、経済状況とありとあらゆる逆境のなかで、思うように手腕を発揮できなかったのが残念でしょうがない。


よく「神はその人が耐えられるだけの試練しか人に与えない」といわれるが、だとしたらこれだけの逆境にさらされた麻生太郎の器はどれだけでかいんだという話である。

*1:自分の言葉だったのだが、なぜかリンクになってびっくり。リンクたどったら一部の流行語になっていたのか。知らなかったのでそっちのニュアンスは一切含んでいないものとして、受け取ってください。

*2:もちろん誤用的な意味で

*3:ただし、麻生自民党だから人気が高かったのかもしれない

*4:できれば絶望先生にも本人役で出てほしい。