ARIAの10巻を買った。9巻ではちょっと食傷気味だったのだが、10巻はあらためてええ話満載だ。
特にいいと思ったのは「トラゲット」と「課外授業」の2本。
9巻を読んだときに、どうも話が煮詰まりすぎて閉塞気味だと思ったのだが、たぶん9巻は目立った新キャラがいなくて、レギュラー及びセミレギュラー陣だけで話が完結してたからだと思う*1。もっともすでに9巻が手元にないので9巻に新キャラがいなかったかどうかは確かめられないのだが。
10巻の「トラゲット」で新キャラが一気に3人も出てきたときになんか新しい風が吹き込んできたような気がしたんです。やっぱゲストとはいえ新キャラが出てこないとね。(まあそのキャラも晃とアリスの焼き直しに見える点は置いといて^^;)
そして「課外授業」はいままでお人形キャラだったアリシアさんの内面に(それなりに^^;)迫ったところが画期的だと思う。まあ、まだ突っ込みは足りないと思うが、以前の雪だるまのエピソードは内面への食い込みという面では全然不足だったことを考えるとまあ良しとしなければなるまい。あいかわらずアリシアさんは出来過ぎですけど。
でもあらためてARIAの世界って素敵だなぁと思わせてくれる巻でした。


けれども3大妖精がめったに一緒になることが無いという台詞には相変わらず説得力が無い(笑

*1:それを最も良くあらわしていたのが幼いころに暁たちと晃が出会っていたというエピソード。9巻だったかどうかはわすれたけど。