しばらく書いてないのだが、幾つかいっておかないといけないことがある。
その1。このアニメがケロロなどのパロ元を隠さずに言うのはらき☆すたの世界が架空世界の話ではなく、現実のそしてリアルタイムの今の物語なんだよということを言いたいのだと思う。いままでそういう作品が無かっただけに新鮮だ。
その2。いろいろなシーンで、元ネタがあるのか無いのか分からないことが多いのだが、もし元ネタがあるならそれを知らない私は受け取る面白さがたぶん6割減なんだと思う。でもそれでも面白いけどね。
その3。結構地味なシーンでよいシーンが多い。
いままで一番良いと思ったシーンは第4話で姉妹が同じイヤリングをもらったときに、かがみとつかさがお互いに目を合わせてにこっと笑ったシーン。

たったそれだけでこの二人の姉妹の仲のよさが表面的なものではなく、心底本当に仲が良いのだということをとてもよく表していた。わざとらしいエピソードを100本重ねるよりも、凝ったシナリオで表現するよりも、こういうさりげなく、なんでもないシーンを作って、そこにものすごい説得力を持たせられるのは本当にすごい。
あと細かい描写だなと思ったのは7話でつかさが座るときに一度スカートを手で伸ばしてから座ったとこ。

そういうところまで丁寧に表現できるアニメって少ないよね。もっともそうやってきちんと立居振舞いできちんと優雅に座る人も減ってきてるんだろうけど。ちなみにその動作のことを「あれもピカードマニューバー*1だよね」と言った時に笑える人はかなりのTNGオタです。
その4。当初はみゆきさんラブだったのだが、さいきんはかがみがとってもかわいいと思う。特に照れるときがえらいかわいい。文系クラスを選んだ理由をばらされたときとか、実は扇風機ネタをやっていたことをばらされたときとか。彼女はツンデレではなくツンテレ(ツンツン→照れ)キャラだと思う。あと普通人の振りして結構オタクネタを知っていて、こなたの話に付いていっているあたりがかわいい。(そしてそれを自覚していないことも)
その5。最近の話で思わず吹いたのは頭Dのパロ。大魔法峠以外にモロにパクるアニメが出るとは思わなかった。
あと最高に笑ったのが、つかさが貝を耳に当てて思い出に浸っていたらそこからザザムシ*2フナムシが出てきたネタ。

ひと夏の美しい思い出から一気に現実へ。これも一種のギャップ萌え?(笑)
ちゃんとパロディに頼らなくても面白い話を作れる力があるんじゃん。安直にパロディに頼らずに構成力、表現力で勝負してほしいと思う。まあ、原作のらき☆すたからパロディ満載なんでパロディなしというのは難しいのだろうけど。


らき☆すた質問室というのを作ってるんだけど、公開するのめんどくさいな(w
ネタが腐らないうちにやらなきゃとは思ってるんだけど^^;

*1:TNGピカード艦長艦長席に座るとき立ち上がったときに腰の辺りの服のしわを伸ばす動作のこと。本当の意味では対フェレンギ船で使ったトリック的戦略機動のこと。ちなみに第3の意味もあるのだが、それに関しては本場のTNGパロディサイトを見てください。

*2:ザザムシは伊那あたりの川の虫でした。海岸にいるのがフナムシ