私が子どもの頃、まだ人類は月までしか行ったことがなかった。(あと金星にいくつか探査機を飛ばしてたと思う。)
さすがに火星にタコ型宇宙人がいるとかは言いませんが、輪っかをもった惑星は土星だけで、
その輪っかも巨大な構造物と考えられていた。
そういう当時と比べると現在の惑星観というものは全く違っているというのに
http://jvsc.jst.go.jp/universe/planet/data/main/
を見て気がついた。
探査機が送ってきた映像はどれも、当時の最も大胆な想像力のはるか上を行っている。まるで生命の多様性みたい。
それでいて、地球も、火星も、金星も、土星の衛星も岩石転がる原野という同じ風景をもつのは、すごいことだよね。


いいなぁ。今の子供たちはここから想像力をスタートできるんだ。
しかし、45億キロ先の惑星に探査機を送り込んで*1、そこから映像を送ってこれるとか、火星にリモコン操作できる探査機が動いているというのはやっぱり驚異のテクノロジーだよね。


SFでよく珪素系生命体とか、純粋に思考だけで生きる生命体とかはあるけれど、メタンがいわば水として循環する世界に発生する生命体とかって(SFでなく実際の研究として)考えられたことってあるんだろうか?
仮にメタンベースの生命体や、木星のような大気系流動惑星上の生命体や、冥王星のような外惑星系の冷たい星で発生するような、そういった生命体が宇宙に水(H2O)が循環する惑星を見つけたとして、H2Oを物質循環の基礎に置いた生命体系とか考えうるのだろうか?
(だって水って単純な化学式H2Oからは想像もできないような絶妙な性質を持ってるんですよ?もしかするとメタンもそれが3相(気体、液体、固体)入り混じる環境では水のような素晴らしい性質を示すんだろうか?)
あんな太陽に近い高温の惑星に生命体が存在できるはずがないとか、酸素のようにすぐに物質を侵食する猛毒性の気体が存在する中で、生命体がその活動を維持できるはずがないとかやっぱり思うんだろうな。


その辺どうなんでしょうね?ナドレック*2さん。

*1:確か東京から静岡のカップホールインワンを決めるくらいのことだとか?

*2:古典的スペオペレンズマンシリーズに出てくる非酸素呼吸系冷血生命体